有効な睡眠時間を確保し、日中の稼働のパフォーマンス(勉強や仕事などすべて)を最大限まで上げたいですよね。
そんな時に大切になってくるのは、「睡眠」です。
睡眠について調べていく中で、クロノタイプ(=朝型か夜型か)という考え方を知りました。
自分のクロノタイプを知ることが、1つ学習を続けていく中で大切だと思いますので、今日はクロノタイプについてです。
私は、自分のクロノタイプは『朝型』だと思います。
なぜなら、朝起きるのが得意で、夜はしっかり寝ないと体が持たない体質だからです。おそらく読者の方の中には、私とは全く逆で、夜に頭が覚醒してきて、朝はぼーっとしていることが多い という方もいると思います。
私が英語学習コンサルタントを続ける中で、ずっと「朝の時間は勉強に適している!」と考えていました。朝は静かですし、仕事で脳を使う前だから集中できる!と考えていました。
しかし、”その人がいつ集中できるのか!” は人それぞれ、違いがあるということがわかりました。
この仕事の中で、生徒さんと一緒に学習時間の設定をする作業はとても重要です。そうすると、生徒さんの1日の生活パターンがわかります。その中で、生徒さんから「夜の方が集中できるんですよ」「朝の時間は厳しいです」と言われる方が多いなーということを感じていました。
そうは言われても、睡眠について詳しくなるまでは、やはり朝の時間を有効に使う方がいいんじゃないなかーとも思っていました。
しかし、最近クロノタイプ(=睡眠覚醒パターン)という考え方を知り、適した睡眠のパターンはそれぞれ個人差があることを知りました。なので、これから生徒さんと学習時間を設定していくときは、その生徒さんのベストな睡眠時間を把握し、実際にそのリズムで睡眠をとってもらうことが大切です。
今日読んだ本に、たまたま日本人のクロノタイプの割合が出ていましたので載せます。
- 強い朝型 5.9%
- 朝型 22.0%
- 中間型 41.0%
- 夜型 22.7%
- 強い夜型 8.4%
この表を見ると思いのほか夜型が多いことがわかります。夜型は男性に多い傾向があるとも書いてありました。そして、中間型がとても多いこともわかります。
中間型とは、「どちらのタイプにもなり得る」という特徴があるタイプのようです。
私は、自分自身これまで27年間の生活を振り返って見ると、(詳しく測ってないので厳密にはわかりませんが)朝型かなと思います。先にも書きましたが、朝起きるのが得意で、夜寝ないといけない体質なので、夜型ではないということは自分で把握しています。自分の体質はなんとなく把握している人が多いのではないでしょうか。
これまで生きてきた中で、「いつも集中できる時間が○時頃だなー」「朝は集中できるなー」「深夜が勉強に向いているなー」と感じることがあると思います。
これはクロノタイプ(遺伝子)によって決まっていることなので、これに逆うよりも、自分が思うクロノタイプに従って1日のスケジュールを立てるといいと思います。
無理に生活パターンを変えようとしても、どんどん生活リズムが崩れてきて、睡眠の質が下がり、日中のパフォーマンスが下がってしまいます。
なのでこれからは、生徒さんのクロノタイプを把握し、睡眠や睡眠時間にも言及しながら、その人が1日の中で集中できる時間をたくさん作っていけるコンサルタントなります!
参考文献:
国立精神・神経医療研究センターが2012年に発表した研究
『クロノタイプによる睡眠覚醒パターン、気分調節の特徴』