オンライン英会話レッスンの最も有効な使い方(レアジョブ、DMM英会話など)

知っている人も多いかと思いますが、私は2年前にレアジョブというオンライン英会話で働いていました。その時に感じた有効なオンラインレッスンの使い方を書いていこうと思います。

まず初めにオンライン英会話を受講するときの心構えとして、事前に知っておいて欲しいことがあります。

「レッスンを受講するだけで、英語力は上がらない」です。

数々の研究でも示されていますが、(特に有名なのはクラッシェン:インプット仮説、スウェイン:アウトプット仮説)
第二言語習得する上で最も大切なことは「インプット(自己学習)」です。これは必ず頭の隅に置いておいてください。
『レッスンをしっかり受けているのに、英語力があがらない〜』という当たり前の問題に悩まされないためです。

その中で、オンラインレッスンを受講する人に対しての記事です。
まずオンラインレッスンを受講する人を3つのレベルに分けます。

初級:
英語の基礎に自信がない人(中学文法程度)

中級:
英語力の基礎がある人(TOEIC500~600点程度)

上級:
英語が話せる人

上から説明していきます。

まず初級にあたる人は、オンラインレッスンの受講はお勧めできません。
オンラインレッスンの強みは、多くのアウトプットができるというところにあります。
英語の基礎力がない人が英語をうまくアウトプットすることはできません。従って、受講しても英語力が伸びないのでお勧めできません。
ひたすらに自己学習で、基礎文法と基礎単語を身につけていきましょう。
わかりやすい指標としては、TOEIC500~600点くらいです。このくらいは自己学習で届くので、まずは自己学習を積み重ねましょう。
自己学習としては、中学文法の見直しです。
本屋さんに行くと多くの「中学○○〜〜〜」という教材があるので、まずは見て進めやすそうなものを選びましょう!
ランゲートとしてもお勧めは、中学英文法をもう一度1つ1つわかりやすく です。

次に中級です。
ここまでくるとオンラインレッスンを有効に活用できます。
週に2〜4回くらいの受講と毎日の自己学習の両立をさせていきましょう。
週に2〜4回の受講ですが、レッスン内容はオンラインレッスンの会社で用意されている教材を使っていくことがお勧めです。

基本的に、オンラインレッスン開始時に英語力のテストがあるかと思います。そのテストの結果をもとにお勧めの教材がいくつか提案されていると思うので、その中で自分が「このくらいのレベルの教材がいいな」と思うものを使ってレッスンしていきましょう。(各会社にたくさん教材が準備されているので、一通り目を通してもいいでしょう)

進め方は、講師が進める内容に従っていきましょう。
オンラインレッスンの会社ごとの講師が理解しているので、その方法に従って進めていくといいと思います。
自己学習については、シャドーイングがお勧めです。この方法については、別の記事で教材ごとに学習方法が書かれているのでそちらをご参考にください。

最後に上級です。
すでに英語の会話ができる人、オンラインレッスンはこのレベルの人たちに最も適しています。毎日でもいいので、時間があるときにどんどん受講していきましょう!

レッスンの内容は、それぞれのオンラインレッスンで用意されている「日替わりのニュース記事」を使うレッスンがお勧めです。レアジョブの場合は、『Daily news Article』というものがあります。
多くのオンラインレッスン教材では、題材/Topicが選べるようになっているので、自分が興味を持てるもの「政治、環境、芸能、経済、科学 など」を選んで、レッスンで使いましょう。

進め方は、事前に記事を読んでしまいその記事に対して自分の意見を持って、レッスンの時間で講師とディスカッションすることがお勧めです。
ありがちなのが、「記事の音読」から始まるレッスンがあります。この作業はアウトプットを目的としたオンラインレッスンをすることを考えると時間の無駄です。
講師としては通常通り「それでは読み合わせから始めましょう」と言ってくると思いますが、そこで「すでに記事は読んだので、ディスカッションしたいです」と伝えて、レッスンの時間内はめいいっぱいディスカッションしていきましょう。そうすることで、自分のアウトプットの時間を最大まで引き出すことができます。

以上です。

インターネットの普及により、便利な言語習得のツールがたくさん出てきました。
文明の力を使って、どんどん言語習得をしていきましょう!

LEARNGATE 安藤