英語の細かいことばかり(文法、発音など)を気にしてしまう人へ!

今日は先日ツイッターで発見した(英語警察)に関する茂木健一郎さんのツイートの紹介です。

茂木さんはツイッターの存在をかなり重要視していて、毎朝かなりの数ツイートしています。
その中で英語に関するつぶやきの日があったので、そこから引っ張ってきたものです。

私が一番印象的だったのは、この部分でした。

「日本人の中には、時々なぞの「英語警察」のような人がいて、発音がどうのこうの、文法がどうのこうのと言うけれども、そういうやくたたずの人たちは無視して、とにかく使っちまえばいい。いろいろな人がいろいろな場面で使ってしまえばいい。それで何の問題もない。」

これを読んだ瞬間に、『全く同じ気持ちだ!』と思いました。
と同時に世界を股にかけて活躍する脳科学者が、日本人の英語に対してこういった発言をしてくれたことが、非常に嬉しいことでした。

私のこれまでの英語コンサルタント生活の経験から、”細かすぎる”ところにこだわりすぎてしまう人はどうしても英語の伸びが遅いなと感じています。

日本語と英語は全く違う言語ですから、細かい部分を気にしても、ある一定のラインで「こういうものなんだ」と落とし込むことが必要になってきます。

しかし、日本の英語教育ではテストで英語の細かい文法の問題を出したり、そのテストの結果を点数化して細かい部分を気にしてしまうようなシステムになっています。
なので、日本人の根底にある『英語は細かい部分も気にしないといけないんだ』という意識が邪魔をして、英語という言語を「大きな枠で捉える」ことが難しくなっているのではないかと思っています。

さらにこのツイッターには、下のツイートに続いていました。

「もちろん、発音とか、リズムとか、うまい方とかそれほどでもない方もいらっしゃるけれども、そこがポイントなんじゃなくて、要するに意味が通じればいいのであって、この、英語は意味が通じればいい、その場である役割を果たせればいいという感覚がもっと日本の社会に広まっていったらいいと思う。」

こちらも同感です。

『英語は意味が通じればOK』と思える人が増えれば、より多くの人が完璧な英語を求めることなく、より自由に英語を使っていけると強く感じています。

例えば、会社の上司にあたる人が、自分なりの英語で、(完璧ではないけれど)しっかり自分の意思を伝えていたらどうでしょうか。そんな環境であれば、その部下の人たちも、英語を使いやすくなると思いませんか?

英語警察の人(高校の英語の先生的な人)が言うような細かなことは、どんどん無視して、どんどん英語を話していけば上達します!

モジモジして英語を話さないよりも、英語を使って自分の気持ちを伝えていきましょう!

最後にここまできましたが、茂木先生を知らない人がいるかもしれないので、プロフィールです。

名前:茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)

生年月日:1962年

出身地:東京都

学歴:東京大学理学部、同法学部

職業:脳科学者/ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員

特に「クリオア」というものの研究をされているようでした。初めて聞いた言葉なので調べてみたのですが、理解が難しく、自分の言葉でうまくかけそうになかったのでウィキペディアからの引用です。

 

「クリオアとは心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のこと」