今日は、第二言語習得論に基づいたスピーキング時の脳内の言語処理についてです。
はじめに脳内の動きについての説明です。
英語のアウトプットをする時、まず頭の中に”言いたいこと”が思い浮かびますよね。これが概念化です。その後、頭の中で文章を”組み立てる”必要があります。ここが文章化です。最後に、その頭の中でできた文章を”口に出す”。これが音声化です。
この流れで英語をアウトプットします。
概念化(言いたいことを頭の中で思い浮かべる)
↓
文章化(頭の中で文章を作る)
↓
音声化(文章を声に出す)
この上の流れが、英語をスピーキングする時の脳内の動きです。
日本人は、この真ん中にあります文章化のところが非常に苦手です。
「こうやって伝えたいけど、英語が出てこない」「言いたいことが文章にできない」英語を使う場面で、こんな悩みを抱えたことはないでしょうか??
これらの悩み 文章化の練習 をし、頭の中で文章を作る作業をスピーディにすることで劇的に変化してきます。
さらに、この文章化の練習も順番が大切です。⇦ここみなさんにも意識していただきたいです。
その練習の順番ですが、(瞬間英作文の一番初めの説明にも書いてあります)
下のように練習すると効率がいいです。
①中学文法の理解
↓
②中学文法の文章を瞬時に作ることができる
↓
③ビジネス英語や専門的な英語、丁寧な表現の英語を使うことができる
よく『ビジネス英語をやりたい!』と言うことで、基礎力がないけれど、非常に長い難しめの文章を覚えている人がいます。これは順番が間違っています。
これでは意味がありません。。。
いきなり③の練習に進んでいますよね。
③の練習をすることで①や②も向上してこればいいのですが、そうはいきません。
英語の学習は順番通り進めたほうが効率がいいです。まずは焦らず基礎から進めていきましょう!
LEARNGATE 安藤