この記事は、英語のレッスンを受けるときに大切にしたほうがいいことについてです。
レッスンでは、生徒が英語を話しますよね。これをアウトプットと言います。
このアウトプットすることが、第二言語習得においてとても重要です。
そしてアウトプットすることがなぜ大切か をこの記事から知っていただけたらと思います。
レッスンを受ける上で、大切なことは講師からの指摘をもらうことではありません。
一番大切なことは「自分の英語を客観的に見ること」です。メリル・スウェイン氏のアウトプット仮説を参考にしています。※メリル・スウェインとは、トロント大学名誉教授で第二言語習得の専門家です。
レッスンは「講師にミスを指摘してもらえるから大切だ!」「会話を止めてでもいいから、指摘をたくさんしてもらいたい!」と思っている人がいれば、それは少し違います。私もこれまでそういった方を多く見てきましたが、それは残念ながらレッスンの本質をついていません。。
この記事を読んでいただいて、正しいレッスンの意味を知っていただけたらと思います。
第二言語習得において、最も効率の良い学習方法最も効率の良い学習方法は『大量のインプット+少量のアウトプット』とされています。
大量インプットは、とにかく英語のシャワーを浴びることです。(特にはシャドーイングが効果的です)少量のアウトプットがレッスンになります。
つまりレッスンでは、生徒が英語のアウトプットをし、その英語を生徒自身が自分の英語を客観的に見れていれば、意味をなします。
たとえば「あ!今新しい単語を使うことができたな!」や「今英語を英語で聞き取れた!」のような簡単な気づきでいいのです。
なぜそこまでOUTPUTが大切なのかですが、これには3つの大きな要素があります。
そこまで知っておくと、さらに効率よく今後の英語のレッスンを受講していただけると思うので、書きます。
なぜOUTPUTが大切なのかの3つの要件
①Noticing function(気づき機能):自分の知っている英語と自分が話せる英語の差に気付く
②Hypothesis-testing function(仮説検証機能):自分の知っている単語や文法を試す
③Metalinguistic function(メタ言語的機能):自分がそのレッスンで使った英語の反省
(※さらに興味がある方は読みやすい記事を見つけたので、参考にされて見てください)
最後に繰り返しになりますが、レッスンで重要なことはとにかくアウトプットすることです。講師から指摘をもらうことではありません。
「講師からの指摘を待っているだけの人」「講師ばかりが話しているレッスンを受講している人」などが多いかもしれませんが、少し意識を変えて、これからのレッスンではアウトプットをどんどんしていきましょう!
そして自分の英語を客観的に見る この繰り返しです!
英語学習コンサルタント 安藤 勇人