Oさん / 2019年8月 コンサルティングプラン卒業
ランゲート入会前に思い描いていた卒業時の英語力を100だとした時に、現在の英語力はどれぐらいですか?数値で教えてください。
70
現在の英語力の自己評価を教えてください。
スピーキングは、
”文章で英語が言えるようになった。”という点に大きな成長を感じています。
入会前は、SV,SVC型を現在形でしか使えない状態で、会話もままならない状態でした。
自分の性格上、文法を考えず、単語だけで話してしまう癖が大きな課題でした。
しかし、学習を続けることで、少しずつ文法に沿って文章を作る感覚がわかるようになり、
今では使役動詞や関係代名詞など多種の構文を使って英作できるようになりました!
接続詞でセンテンスが複数ある場合も、時制の一致にストレスを感じなくなりました。
リスニングは、
入会前は理解できる構文に限りがあり、センテンスが長くなった途端
思考停止していましたが、今ではこの1年間で学んだ構文を理解し、
IELTSのような長文リスニングの理解力も格段に上がりました。
実際にIELTSでは、模試ではありますが、リスニングで6.5を取得することができました。
1年間の学習で、辛かった事と嬉しかった事で印象に残っていることがあれば教えてください。
辛かったことはそんなにありませんでした。
しかし悔しかったことはあります。それは、計画した勉強時間を取れなかったことです。
生活習慣を変えることが思っている以上に苦労しました。
その中で色々試しながら、担当のコンサルタントさんからアドバイスをもらい、
なんとか1年間継続することができました。
嬉しかったことは、「達成感」や「成長実感」を抱いた時です。
自分が望んだ方法で話せた時や、学んだとこをレッスンでトライし、
実際に使えた時にこの感情を抱きました。
コンサルタントから見たOさんの学習軌跡
Oさんの学習時間の達成率は約75%でした。
ご自身で経営をしていることもあり、お仕事が多忙な時期は、
計画した通りに学習時間を確保することに苦労されました。
それでも、最後まで集中力を切らさず学習していただきました。本当にお疲れ様でした!
以下のように時間を工面しながら1年間努力していただきました。
・座っていると寝てしまうので、歩きながらシャドーイングする。
・夜は3時間睡眠にして、日中に15分ずつ寝る。
・車の出張では、必ずサービスエリアに寄り、寝ないように歩きながらシャドーイングをする。
過去も未来も全て現在形で話していた学習初期
スタート時のスピーキング力は、
文法を無視して知っている単語を並べて話している印象が強かったです。
フルセンテンスで言える文は“I go to park yesterday” “I go to park tomorrow”
単語単語では”I want …mm you coffee” ( I want you to make coffee)のようなイメージです。
リスニングも同様に、単語・単語を拾って意味を予測し、「予測>理解」の状態でした。
3ヶ月後の変化
Oさん自身、もともとコミュニケーションがお好きで、
学んだ単語やフレーズを直ぐにレッスンでトライされていました。
文法に改善の必要性はあったものの、3ヶ月後には単語単語をつなげて、
入会時よりも円滑に会話を継続することができるようになっていました。
この時から、「文法」を意識して英作してもらうようにし、
短めではありますがフルセンテンスでの回答が徐々に増えていきました。
6ヶ月が経つと、フルセンテンスでの英作も癖づけされ、
学習した表現や文法を使う意識を会話中に持つ余裕も出てき始めました。
実際に、関係代名詞や接続詞が使えるようになり、
センテンス通しを繋いで会話をできるようになり始めましたのもこの時期です。
9ヶ月目以降の成功体験
Oさんに関して嬉しかったことは、
言いたい単語が思いつかない時に、
文法を応用して別の言い方で会話を続けられるようになったことです。
もともとは急いで話す傾向があり、文法を疎かにしてしまうことがありました。
そのため、単語が思いつくシーンは自分が思っていることを相手に伝えられるが、
文法力不足が原因で、単語が思いつかない時はフリーズする時がありました。
そこで、学習の後半は「落ち着いて、学んだ文法に沿って発話をする」
という目標を立て、実践していきました。
最初は苦戦する部分もあったのですが、私がレッスン録音に対するフィードバックで
Oさんに意識ポイントを伝え、少しずつ改善していきました。
卒業時には、落ち着いて文法に沿って英作できるようになったので、
IELTSの本番が今から楽しみです!
「なんとなく理解している」に終止符
Oさんは初期段階から音を拾う力・予測をする力が高く、
日常会話であれば使われている単語から意味を予測し会話を続けることができました。
ただ、一旦センテンスが長くなるとフリーズしていました。
文法力や語彙の不足が原因でした。
第二言語習得論では、「予測をする力 = スキーマ」といった表現があります。
非常に大切なスキルですが、予測ばかりでも正確な会話にならない時があります。
Oさんに関しては、細かい部分(特に文法)をメインに自己学習の際からアドバイスをしていました。
学習前半時期は、「なんとなく」会話が成立し
質問に対して的を得ていない回答をしているシーンがありました。
ただ、卒業時期のレッスンではそういったシーンはなく、
講師が言っていることを理解し、文法に沿って英作をし会話を円滑に続けられるようになっていました。
Oさんの場合、文法力の向上が
スピーキング・リスニングの向上に繋がったと思います。