このブログにもたまに書かせていただいているのですが、脳科学者の茂木先生はよく英語を話せるようになるためのご意見を発信しています。
今日も新しい茂木先生のYoutube動画をみていて「面白いなー」と思ったのでここに書きます。
下に載せるスクリプトは、Youtubeの「文字起こし」機能を使ったものです。
日本語の自動生成から、ベースをもらい私自身で茂木先生が言っていることがわかるように編集しました!下の文章よりも動画を見ていただく方が早いかなと思います!動画は4:33なので、ぜひ!
こちらです。
英文法はガン無視せよ!
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あなたの脳をハックしましょう。
英文法無視しようよっていうご提案なんです。
僕はね、まぁこれもすごいコントラバーシーなことがわかったんですけど、
文法無視してほしいです。英語を勉強するときには。
英語ってのは感覚なんですよ。
英語ってのは、この表現が有りかなしかなっていう感覚が大切です。
「有り無しの感覚を身につける」ということが実は英語上達に重要。
特に上級話者になるためには必要なことなんですね。
で、文法ベースの英語学習がなぜ間違ってるかっていうと
いちいちルールベースで、これは”いけるかいけないか”ということを判断することになる。
100歩譲って、文法大事です。と「こういう文法でこうなってます」など、「関係代名詞はこうです」など俺には本当にどうでもいいことを学んだとするじゃないですか。
でも結局その人が話者として、またはライターとしてなど、一流になるためにはそれは文法を感覚にしなくちゃいけない。
感覚に落とし込まなかったら、リアルタイムで英語をアウトプットすることなんかできないんですよ。
僕はもうずっと一貫して、学生時代から一貫して「英文法はくだらない」っていうそういう立場です。
鮮明に覚えています。高校時代に英文法の先生がいました。その先生は良い方でしたが。
英文法はくだらないなと思って、聞いてきいました。聞いてるふりはしていました。
ある時、授業でその先生が、such as it is , such as it is のsuchはなにかと聞いてきました。
「どうでもいいな」と思いました。
そしたら文法が好きな同級生が立って、「それは関係なんとかです」ということを答えていました。
よくは覚えてないですが、まあ彼は東大文一いきましたけどね。
まあ、そういう受験英語をしてる時にsuch as it is は何とかなんていう、どうでもいい知識を見つけて東大文一にいく人もいるんでしょうけど。
congratulations, you made it!ほんとくだらないと思う。
such as it is という表現はあるんだなーって。それはどういうときにそれを使うのかなってのというのはフィーリング、感覚で持っています。
まあ高校時代からずっと原書を読んでたので。
最初がグリーンゲームズとか、ロードオブザリングスといか色々読んでましたよ。
今も読み続けてますよ。
今英語で仕事をする機会が増えてきてて、思うんだけど、本当にあの関係ないです。
ネイティブと喋っててもネイティブとやり取りしてても、結局感覚なんですよ。
文法ってね 最後の最後にどうなのっていうところで、学者が整理してこうなんだと言っている。
最後の最後に役に立つことはあるかもしれない。
けれど、基本的にはフィーリング。
英文法を無視するという態度を多くの子どもたちに伝えたいです。
例えば、英語っていうのは音楽なんですよ。
じゃあこのコード進行がありかなしかということを知って、いい曲作れるわけじゃないし/いい演奏ができないんですよ。英語を喋るとことは結局、英語の演奏会になるっことですから。
特にこの日本という国では、知識ベースの英文法ということを、学校の教師があたかも重要であるかのようなことを言って、子どもたちが無駄な時間を費やしているという認識が僕の中にあるんで。
もう極論と言われてもいいですよ。
英文法をガン無視しろ と。
僕は英文法をガン無視してましたが、英語の成績は抜群でした。
おそらく日本語の英語話者の中では英語はかなりできるほうだと思います。
まだまだ登るべき坂もありますが。頑張ってますが。
だから英文法は無視しようぜ!
結論、英文法は無視!
特に中高生諸君、英文法は無視!
英文法テストどうすればいいのか、ということは、それはなんとか切り抜けてくれよ。
基本的にはどうでもいいことなんだということをわかってくれたらな/嬉しいなと思います。
ということで、Let’s hack your brain.
今日は英文法はガン無視せよと。英語の上級話者、英語の素晴らしい書き手になるためには英文法はガン無視せよというこの熱いメッセージをお伝えしました。
茂木健一郎でした。
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